桃色吐息 -LOVE&SEX-

人生の中で大きな位置を占める愛情表現について書いています。

本・映画

渡辺淳一著「欲情の作法」

「愛の流刑地」とか「失楽園」などの作品で知られる故・渡辺淳一氏が書いた
性愛の部分にスポットを当てた恋愛論が綴られている本です。
医師としての視点からも性愛について書かれていて、性愛というテーマだけで
下ネタが嫌いという狭量な人には全然向いていないと思いますが、性に対して
年齢を理由に避けようとしている人には読んでもらいたい本でもあります。

lovers197

内容は「男は振られる生き物である」というlesson1から始まり「なぜ男と女
がいるのか」のlesson14まで、なかなか恋人が出来ない人、恋人らしき人が
出来ても性的関係にまで進めない人など、恋愛途上で道に迷っている人を対象
に書かれている本で、恋愛やセックスに対して自信のない人が、今後前向きに
恋愛に取り組める気持ちになれるんじゃないかなというのが個人の意見です。
もちろん人それぞれに感性は違いますから感じ方はいろいろでしょうね。
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不倫の惑星

かなり前に話題になった「不倫の惑星」という本があります。

惑星=地球を比喩しているわけですが、アメリカからアルゼンチンに赴任した
著者が赴任後に既婚男性から口説かれた経験を経ることで世界各国の道徳観の
違いを感じ、性的な男女関係の本来の悦びとか楽しみを知らないままに生きて
きたかも知れないという思いで世界の不倫事情について取材した本です。

lovers98

インタビューした相手の性格や人格の特性もあると思うので、一概に国を代表
した意見ではないと思いますが、ロシアでは不倫は夫婦の義務であると言われ
南アフリカでは不義密通に対して制裁を加えられること(姦通罪)を想定して
生きるか死ぬかの極限状態でセックスをする様子など、世界の各地で話を聞き
実際の経験者の不倫事情について纏められています。
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永遠の情念の女・阿部定

阿部定事件は、その事件内容の壮絶さがいつの間にか純粋な愛の物語へと
変遷しているという珍しい事件で、さらに約30年ほど前には、同じ事件を
題材にして、大島渚監督が「愛のコリーダ」という題名で映画化していて
こちらは全編ハードコア(実際にセックスをして撮影)で撮影されたため
映画の内容以外の部分でも話題になりましたし、海外(特にフランス)で
非常に評価の高い作品になっていますね。

lovers198

多くの人が知っていると思いますが、簡単に阿部定事件をまとめてみると
元々は芸者や娼婦などをしていた阿部定は、東京の鰻屋の女中として働き
その店の主人と不倫関係になります。
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クリトリスにバターを

知る人は知っていると思いますが、村上龍氏の芥川賞受賞作でデビュー作
である「限りなく透明に近いブルー」の原題というか、元々の題名です。

村上龍氏のあの小説は文学少年ではなかった私でも読んだぐらいですから
芥川賞を受賞した当時はかなりの人が読んだのではないかと思いますが、
内容的には高校の図書館にも置いてあったのが不思議なぐらいの官能的な
小説(体験が投影されているのでリアル)でした。

lovers66

日本最高とされている権威ある文学賞を受賞したとはいえ、内容といえば
退廃的なセックスとドラッグに浸かった集団生活を描いたもので、最後に
世俗的な社会へと飛び立つというポジティブな方向性を示しているものの
最後まで読まずに、美味しいトコ取りをしたとしたら、とんでもなく堕落
した人間を作り出す教科書のような本だと思いました。
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