男性器というのは外見的に本人も裏側までよく見えるモノなので、本人が
大丈夫だと思えば普通は問題がないものなのですが、女性器の場合は本人
がまじまじと見るということが出来ない位置にありますよね、だからこそ、
他人（大概の場合、彼だとか不倫相手という場合が多いようです）の指摘
を受けると真剣に悩んでしまう人が多いみたいです。
女性器のパーツの中で一番有名なのは、クリトリスだと思います。
性的な表現に対して規制が厳しかった頃は「栗と栗鼠」なんて漢字で書く
という抜け道を探し出していたアダルトビデオメーカーもありました。
最近では表現は大幅緩和というか、規制をしても意味がないような感じに
なってきていて、フェラチオだろうが、アナルだろうが、好きにしなさい
という感じになってしまっているような気がします。
クリトリスって何のこと？と思う人もいるかも知れませんし、名前と実物
が一致していないという場合もあるかも知れないので医学的に説明すると
女性器の膣口の上に尿道口があり、その上にあるのがクリトリスで、通常
は包皮を被っている状態ですが性的に興奮をすると包皮の中から、小さな
亀頭のような部分が顔を出します。
直径は5-8ミリと幅があり、興奮して血液が集まっている時には通常時の
1.5倍程度まで勃起しますが元々が小さなものなので、そんなに目立つ程
違いがあるわけではありません。
ペニスよりもかなり小さいにも関わらず、性感を得られる神経はペニスの
亀頭部並みに集中していますから、男性がペニスを擦るときの快感の数倍
敏感な部分ということになるというのが生物としての理論上の話です。
性的快感を得るのに、クリトリス派とヴァギナ派があるとされていますが
エクスタシーに達するためには、膣への挿入だけでなくクリトリスの刺激
が不可欠であるとされていますし、実際にクリトリスへの愛撫で絶頂へと
上り詰めることが出来る女性の場合でも、ペニスを膣内に挿入するだけの
手抜きなセックスでは絶頂感を得られないことが多いようです。
ＡＶなどで高速ピストンなんて言って、膣内に入れた指を素早く抜き差し
している映像があり、女優さんも絶叫しているので本気にして自分の彼女
に同じようなことをして彼女が激しく感じている、と思っている人もいる
ようですが基本的に膣内には神経はありません。痛いだけです。
愛情を感じた場合に神経を刺激された物理的快感ではなく、精神的な充足
による快感を得るわけであり、それを補完するのがクリトリスや乳首など
の性的快感を得ることの出来る神経系統なのですよね。
ですから多くの人が正常位でのセックスを好むわけです。
膣内にペニスを挿入した状態で、乳首を愛撫して、耳や唇にキスが出来て
さらに恥骨の部分とペニスの根元でクリトリスを刺激できるわけです。
そして抱きしめられているという精神的な充足感も得られるわけですから
特に経験の少ない女性の場合でもエクスタシーに導きやすいというわけで
オーソドックスと言われていますが、セックスの体位としては王道なのが
正常位ということになると思われます。
簡単そうな正常位なんですが経験の少ない人には難しいのが実際のところ
で、女性の腰の下に枕を置いて膣口が上を向くようにするとペニスの角度
と一致してスムーズに挿入が出来て、さらにクリトリスへの刺激も伝わり
やすくなります。正常位といういかにも標準的な体位だという言葉自体が
ちょっとした誤解の元だと言えそうです。
クリトリスを上手く刺激するには、激しく突くようなセックスではなくて
奥までペニスを埋没させた状態で円を描くように腰を動かしたり、膣口の
部分に体重をかけるようにして密着させ細かく振動させたりするのが有効
だとされていますので、パートナーの女性と試してみて下さい。
