相変わらず、毎日のようにパチンコ店の店員や、女子高生のスカートの中
に手鏡やスマホを差し入れて下着を覗こうという人が絶えません。

一昔前には、もっと苦労して、塀にぶら下がったり、マンホールの中へと
潜り込んだりしていた覗き男の話が、新聞の三行記事になっていたりして
世の中にはそこまでして覗きがしたい人がいるのか?と感動はしませんが
強い意思の人がいるものだなと思ったものでした。

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それに比べると、スマホだとか手鏡というのは、如何にも出来心でしたと
言い訳がしやすそうで、でもスマートフォンの場合には、しっかりと画像
が残るわけですから、その場で気付かれなければ後で何度でも見ることが
出来たりするわけで非常に卑怯な手段だと思うわけです。

覗き自体がいけないことなのは重々承知していますが、同じようなことを
するにしても一昔前の方が真剣だったというように感じています。

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そんな昔の思い出の中で、一番凄いと思ったのは、まだまだ水洗トイレが
全盛ではなくて公共のトイレでは、まだまだ汲み取り式が残っていた頃。

トイレにしゃがみ込んだ女性が便器の中から自分の方に光が当たることに
気付いて、便器の中を覗きこみ、中に潜んでいる男を発見したという事件
が30年前ぐらいにありました。

30年前ですよ、普通なら何事も忘れてしまうぐらいの歳月だと思いますが
あまりにも驚いたので、今でも覚えているわけです。

昔の共同トイレは、便器が三つ、四つあっても、便槽は一つだけで全ての
トイレが便器から下では繋がっていたわけですね。

で、この覗き男はバキュームカーの汲み取り口から侵入して、便器の下で
待ち伏せをしてトイレに来た女性が下着を下げて、しゃがみ込んだ状態に
なると近寄って用足し中の股間を覗き見ていたわけです。

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女性の通報で警察に引っ張り出された男性は、雨合羽を着て腰までの長靴
(鮎釣りなどで使いますよね。)左手に透明のビニール傘を持って、右手
に握り締めた懐中電灯という重装備だったそうで、便槽の中をウロウロと
動き回りながら、ビニール傘で飛んでくる液体を避けながら、懐中電灯で
照らし出して、しっかりと数十人の女性の股間を見ていたらしいです。

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ただ、この男性は見るだけが趣味なので、手が届きそうな位置にある股間
でも触れようと思ったり、女性を強引になんとかしてしまおうなんていう
気は全くなかったので、軽犯罪という微罪で済んだようですが、その後で
さらに凶悪化したという話は見た覚えがないので重々反省したということ
なのかも知れないです。

手鏡を使ったような覗きは、姑息さしか感じませんが、ここまでの執念で
覗きをしようという根性?には、ちょっとだけ頭が下がると言うか、手軽
な手鏡で証拠を残さないように悪事を働くよりは、潔さを感じました。

もちろん、褒めたりはしませんが、見るだけで充分だと言う欲の無さも、
トコトン悪い人だとは思えない理由なのかも知れません。