一昔前、厚生労働省のエイズ対策研究チームと、小学館(週刊ポスト)の
合同により、性風俗産業の利用調査が行なわれたということで、風俗産業
このアンケートは、性風俗産業の利用経験のある男性に対して、業態別の
利用経験、利用頻度・価格、サービスの内容、利用の動機、コンドームの
使用行動、エイズ・性感染症・その他の疾病にかかる確率の自己評価など
結構、多くの設問のあるアンケートなんですが、回答者数は1784人、その
うちの約七割が既婚者という割合になっていました。
利用頻度の高い性風俗の割合では、ソープランドが76.1%で最上位。
以下、ファッションヘルス、ピンクサロン、抜きキャバ、ストリップ劇場
派遣型ファッションヘルス(デリヘル)、バー・スナック・クラブなどの
要するに、一般の風俗産業とは違い、セックス、または射精までを伴なう
ものが性風俗と定義されていることになります。
個人的には、このような定義は知りませんでした。
ちなみにショートというのは、大体1時間から3時間ぐらいの間、お店から
連れ出してセックスのみを行なうもので、ロングというのは、基本的には
お泊まりなんですが、この時にもセックスの回数は二回までとかの決まり
どの世界もいろいろなローカルルールがあるのですね。
さらに、質問は詳細に進みまして、今までに性風俗店で受けたことのある
サービスの内容についてということになっていて、それについても細かい
回答が記載されています。(ある意味、お役所仕事?なのか。)
サービスの内容では、手こき(女性の手でペニスを刺激して射精させる)
厚生労働省の調査で、手こきなんて言葉が出てくるとは思いませんでした
が、これ以外についても隠し事のない表現で記載されているのには、少し
驚きましたが、以下のようになっています。
コンドーム付きのセックス、コンドーム無しのフェラチオ、ディープキス
クンニリングス、タマ舐め(睾丸を舌で刺激)、全身リップ(全身を舌で
刺激)、指入れ(膣、肛門内に指を入れる)、コンドーム無しのセックス
コンドーム付きのフェラチオという順番で難しい用語?は解説付きです。
個人的に、かなり驚きなのが、コンドームを付けない中出しのセックスを
ピルを飲んでいるとしても、不特定多数が対象なわけですから、性感染症
に罹患するリスクは高いと思うんですよね。感染症対策とかしているのか
そんな心配をする人は、そもそも性風俗にはいかないかな。
最後に、利用動機を見てみると最上位は「性欲解消の手段」で57.1%。
それ以下は「出張先・旅行先の楽しみとして」「あとくされがないから」
「妻や特定のパートナーと違う刺激を求めて・違った女性とのセックスを
体験したかった」「風俗のほうが簡単にセックスできる」「友人・知人・
理由はいろいろ、楽しみ方もいろいろ、なんでしょう。
ちなみにどうしてあんなイケメンが…と思うようなお客さんも時々いると
いう話なんですが、それこそ趣味嗜好は人それぞれですから、いくら素人
の人にモテモテでも、プロの技を経験したい人はいるのでしょう。
性風俗というのも、いろいろな面で奥の深い世界みたいです。














